「ハマのドン」藤木会長宛、質問状
「ハマのドン」藤木会長宛、質問状
藤木企業株式会社
取締役会長 藤木幸夫 殿
要望及び、質問状
前略
私は大黒ふ頭事業所の小又英一郎と申します。
2019年当時、明治大学4年の私は採用試験受験時、会社より
「一般職なので、総務や人事管理、顧客対応等の事務職として働いて頂く」と説明されました。が、入社すると配置されたのは港湾作業現場でした。
「最初は現場を覚えてもらうため」と言われ納得しましたが、既に3年目となり、日々酷暑酷寒のミナトにて60キロの荷物を朝から晩まで担いでおり、事務職に戻る気配は全くありません。このような現状を踏まえて下記の要望及び、質問いたします。
記
1,本件は労働契約法違反ですので、約束した事務職に異動させて下さい。
2,私は貴殿の唱える「義」の精神に憧れ当社を受験、内定時にご挨拶と抱負を込め貴殿に手紙を書きました。が、当時の専務より
「会長が、オレに直接手紙など生意気だ!と激怒しているぞ!」と、厳しい叱責を受けました。翌春入社すると、同期が事務職に就くなか、私だけ作業現場に配置されました。これは、「ハマのドン」たる貴殿の逆鱗に触れた私への意趣返しですよね?
3,私に「藤木を助けてやってくれ」と言って入社を勧めたのは、貴殿が自著で「恩人」と名指した方(故人)であり、手紙にもその旨は触れました。
その上で、「義理・人情・恩」を声高に叫ぶ貴殿にお尋ねいたします。
- 過去にどれだけ世話になろうが死んでしまえば恩人だろうが用済みですか?
- 恩人の勧めもあり、自身に憧れ慕ってきた学生の思いをバッサリ切り捨てる情の欠片もない対応、これらが貴殿の唱える「義理・人情・恩」ですか?
そして、たった一通の学生からの手紙に対する過剰なまでの反応。
貴殿は一体何にビビっているのですか?
なお、私は現場作業が嫌で言っているのではありません。
私が問うているのは、貴殿の叫ぶ「義」が本物かどうか。ただそれだけです。
「義なき者ほど義を語る」、先述の故人の言葉です。
そして残念乍ら私が見たのは、「不義理・非情・忘恩」、かつ小心者の貴殿の姿です。
最後に、本件により日々お世話になっている上司や先輩方が板挟みになるのは非常に心苦しいので、是非とも自らお出まし願い、貴殿唱える「義」の本意を直接ご教示頂き、私の疑念を払拭して下さいますようお願い申し上げます。
以上、回答及び謝罪を1月13日(木)を期限とし、要望いたします。
納得のいく対応なき場合は本件をマスコミに公表し、「公開質問」とさせて頂きます。
本件を機に、「藤木企業労働組合連合」を結成し、執行委員長に就任しました。今後は関連の情報をHP(https://fujikigumi.hatenablog.com)上に開示して参ります。
末筆ながら、寒さ厳しき折ご高齢の貴殿に置かれましては御身体ご自愛下さいませ。
2022年1月5日
藤木企業労働組合連合
執行委員長 小又英一郎
fujikigumi.yokohama@gmail.com
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質問状に対する回答。(1月13日受)
小又英一郎様
私からの連絡を希望されているので会社としての意向を伝えます。
下記の理由により、君の欠勤(休暇)理由は正当性がないと判断せざるを得ない為、欠勤扱いとなります。よって正当な理由について、直属上席、または事業部長へ1月17日までに連絡をしてください。
【理由】
休暇は事前申請が必要であり、申請先は当社労働慣例により、
『日々の労務内容把握』をしている直属の上席、または事業部長への連絡を指示しましたが、連絡が無いこと。
尚、採用後の配属については会長へ直接、書簡を送付した事の意趣返しでは無く、下記の2点により決定したものです。
1.会社の裁量により必要部署へ人材配置を行ったこと。
2.現在の仕事は入社時に説明した業務を行ってもらっています。
以上。
今後の連絡先は私では無く、事業部長へ御願いします。
藤木 ●●
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私は欠勤、休暇いずれでもありません。
「約束した本来の職種であれば即日出社する」
とメールで送ったはずです。
また、会長自らの対応をお願い致しました。
納得できないので質問状にある通り、本件をマスコミに公開し
公開質問といたします。
小又英一郎